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外儀のすがたは ひとごとに


いろんな人とのふれあいを通して感じたことなど書いてみます。
とあるおじいちゃんの願い
今日五十回会のご法事がありました。

そのご法事はご両親のお参りなのですが、施主(法事をする人)が九十才を越えたおじいちゃんなのです。

これで最後の法事だというのでそのおじいちゃんが一切仕切っておられました。

無事お勤めが終わり、少しお話をしていたのですが、とにかくご両親に心配かけ、迷惑をかけてきたことをしきりに仰っておられました。

若いころ戦争に行っておられたようですが、当時は生命なんか棄てる覚悟でいたようです。二親は二親で息子の死を覚悟して送り出したようですが、しかしそうは言っても親ですから、いつもいつも心配をしていたようです。

「しかし今になって思うことは親にはホント辛い思いをさせてきた、あんな思いを二度とさせてはいけない」と言うのです。

そして憲法改正の話になり、「悲しみの世界を繰り返してはいけない。戦争ができるようにしてはいけない」と力強く言われていました。

確かにニュースなどで、子どもさんが事件やら事故に巻き込まれて、泣いている親の姿を見ると、痛いほど伝わってきますが、あんな世界を僕も作ってはいけないと感じています。

ご存知のように日本の最初の憲法は聖徳太子が作った17条憲法ですが、その最初の条文は『和をもって貴(たっと)しとなす』です。

つまり争いや戦争をしてはいけないとというものです。

確か記憶では太子は摂政の間、戦争はしなかったのではないかと思います。

するとなぜ太子は最初の条文に氏族間の争いや戦争を戒めたのかと言えば、いかに争いの作る世界が悲劇を生むのかを目の当たりにしていいたのではないでしょうか。

そう思うと今の首相は憲法を改正し「美しい国」と言っていますが、どこを見て言ってんだろうと僕は思います。
|23:37| お参り | comments(0) | trackbacks(0) | posted by shokouji - -
アンタの話はただでは聞いてない
お寺や町で法座(仏法を聴聞する場)があると、いつもお顔を拝見する60代女性の方がおられます。

今日そのお家のご法事でお邪魔しました。

始まる前に少しお話をしたのですが、今日はご主人の三十三回会で「ようやくここまでこれました」と万感の思いで語っておられました。

お聞きするとご主人が突然病気で亡くなられ、途方にくれながらも、乳飲み子を抱えているので、とにかく一生懸命働いてきたようです。

いまでは子どもさんも家庭を持たれ、いいおばあちゃんですが、その苦労が大変だったんでのしょう。

僕に「いろんなことがあったから、アンタのお話はただでは(他人事では)聞いていない」と言われました。

その女性にとって悩んできたり悲しんできたりしてきた歴史が、物事を深く受け取る感覚を磨いてきたのだと確信したことです。

苦労で愚痴っぽい人もいますが、同じ苦労でも深まる人もいることを思わせられます。

まぁ法座のときは自分なりに教えられたことを話していますが、きっとそれ以上に深く聞いているんだろうなぁ(笑)
|23:33| お参り | comments(0) | - | posted by shokouji - -
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